Tokyo〜東京探訪1
ジャパン建材展示会・東京ビッグサイト
・丸の内ビル・トキア・東京国際フォーラム
2006/02/10〜12
reported by Shinji Furukawa
第初日目(2月10日)金曜日
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 2006年2月10日〜12日の2泊3日。ジャパン建材さんのご招待で、東京ビッグサイトでのジャパン建材(建材商社)展示会に行ってきました。帰りの飛行機の便は延泊させて頂いて、東京駅ステーションギャラリーで行われている「前川國男建築展」と、東京視察の時間を頂きました。
 大分空港を朝10:45発JAL1784便。羽田空港第1ターミナルに到着したのは12:10でした。大分からの総勢約40名はそのままバスに乗り、車中で弁当を食べながら、一路お台場東京ビッグサイトの「ジャパン建材フェア」へ。と、思いきや!首都高速は有明で事故のため大渋滞。東京では事故で、こんなに交通が麻痺するのか?と思うほどバスはほとんど前に進みません。首都高速を途中で降り、一般道で進むもまた渋滞。目的地にたどり着いた時は、3時はとうに過ぎていました。所長は5時間ほどの禁煙。「海外に行ったと思えば、このくらいは当たり前なんやけどな。」と、言いながらも、バスを降りた途端、喫煙コーナーに駆け込んでいました。
ジャパン建材フェア入り口。

 ここで大分からのご一行は解散、17時30分に集合です。いつも見慣れているメーカー中心ですが、各社、春の新商品が多く意外と楽しめる内容となっていました。中でも目を引いたのが、壁倍率4.0倍の針葉樹合板パネル工法。小屋裏バルコニーウィンドウ。電動水切りカウンター。などなど、今後の検討材料として考えておきます。
地震体験コーナー

 新潟県中越地震と、神戸震災をシミュレーション体験してきました。上下左右自在に揺れる体感は、胃に悪い・心臓に悪い・内蔵がバラバラになりそうな、悪路をつっ走るバス(とてもそんなもんじゃないでしょうが。)のような、すざましいものがありました。あんなもの絶対に体験したくないですね。本当。
東京国際展示場(東京ビッグサイト)(1995年、設計:佐藤総合計画)

 この日の建材フェアは、東展示場で行われました。写真は、通路、2階ペデストリアンデッキです。
 展示会見学後、まずは今日の宿泊ホテル「高輪京急ホテル」にチェックイン。眼下は「品川アクアスタジアム}いるかの群れを型取ったLED照明のアプローチ(ホテルのアプローチじゃありません。)が、優しく迎えてくれました。
ここで今回のフェアの誘いを受けた戸次木材の安部さん、首藤さんとはお別れです。ロビーでは所長の大学時代の友人で「アルファ・アーキテクト」の松本隆三郎所長が待っていてくれました。
東京駅(1914年、設計:辰野金吾)

 携帯で夜景を撮影したのでぼけぼけでした。前川國男建築展は19:00までだったので明日の朝また出直します。夜の東京駅もまた情緒があってとても良かったです。
TOKIA(トキア)(2005年11月、設計:三菱地所)

 東京駅前の新スポットです。オフィス棟の下、地下1F〜地上3Fが飲食を中心とした商業ゾーンとなっており、1920年代に栄えた黒人街ハーレムにあるナイト スポット、リチャード・ギヤ主演で映画化された“COTTON CLUBコットンクラブ”を再現した店舗などを抱えています。2002年9月に華々しくデビューした丸の内ビル(丸ビル)ほどの賑やかさはないですが、落ち着いた高級感のある、大人のイメージに仕立てています。以前ここには東京駅前情緒漂う近代建築?「東京ビルヂング(東京ビル)」が有ったところです。
 トキア、2階レストラン街の通路です。お腹も空いていたため、適当なところで食事しようと思ったのですが、予約はありますか?と、聞かれました。一杯のようです。通路はがらーんとしているのに??飲食レストランは満席??でした。せっかくだから散策して回りました。
丸の内ビルディング(丸ビル)(2002年9月、設計:三菱地所)

 お姉さんの顔に丸マークの丸ビル。1F〜4Fのショッピングゾーンの吹き抜けです。丸の内ファッション?の最先端?で、それまでは固〜いイメージだった丸の内オフィス街に、本格的な商業施設の明かりが灯ったと言うことで、華やかにオープンしたのを覚えています。それは、テレビでもあっちこっちで取り上げられ、全国的にフィーバーしました。
 同上、5〜6Fのレストラン・飲食ゾーンです。予約も何もしていないので、人気ビル内テナントレストランに並ばないで入るのは、タイミング゙を逃すと東京では大変なことのようです。トキアの飲食は高そうで、しかも満席だったので、ここまで来たのですが、ここも何処も満席です。何とかベジタブル ダイニング&ワイニング「シェフズ ヴイ」で夕食を採ることができました。
その後、場所を替え、所長達(所長の大学時代の友人が、もう一人加わりっています。)が別の店に入っている間、お酒は遠慮したい私は、一人で丸ビルの展望階と地下を散策しました。
 丸ビル地下1階の白いローソンです。多分規制があったのでしょう。周囲の雰囲気に合わせて、このように規制する事は大変良い事だと思います。地域計画・地区計画に於いても非常に大事な事だと思います。
東京国際フォーラム(1996年、設計:ラファエル・ヴィニオリRafael Vinoly)

 今まで、昼には数度訪れた事はあるのですが、夜はまた特別イルミネーションが綺麗ですね。
 ホールの天井には、2001年宇宙の旅、映画の一コマを思わせる飛行船のようなイルミネーションが、ダイナミックなスケールで、とても素敵でした。私が学生時代に設計コンペを行っていたのですが、このホールがとても印象的で、東京に行った時にはよく足を運びます。これだけ広いとただだだっぴろく感じがちですが、それに負けない程の存在感がある「鯨の骨」がいいですね。
 踊る大捜査線スピンオフムービー「交渉人真下正義」をご覧になった方はすぐにピンとくる場所でしょう。ここでは床が光っています。映画ではもっと長い印象でしたが、案外狭く感じました。撮影技術の進歩で空間の拡がりが生まれるのでしょう。ちなみにこの映画の主役のユースケサンタマリアは大分市出身です。
東京の街は昼には見る事が出来ない夜の顔があちらこちらにあります。それも楽しみの一つです。
所長とは23:00に宿泊ホテルに近い品川駅で待ち合わせをしました。2003年に品川駅もリフレッシュして、インターシティーとの連絡も幅20mのコンコースから東口広場に抜け、スムーズになっています。しかし、日が変わろうかという時間でもコンコース一杯に人が溢れているのにはビックリでした。ちょっとだけ散歩して、ホテルに戻りましたが、この日はトリノ冬季オリンピックの開幕式とあって、遅くまでテレビを付けていました。
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