Hokkaido〜
第50回建築士会全国大会
「北海道大会企画4日間の旅」
2007/09/06〜09
reported by Tadashi Ito
初日(9月6日)木曜日
      〜
最終日(9月9日)日曜日
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北海道、私にとって初めて場所です。建築ばかりでなく、オホーツクの海、知床の大自然にいつか触れてみたいと思っていました。そう言う純粋な気持ちで、今回、大分県建築士会の催しに参加させて頂きました。
大分県建築士会の旅行に同行するのは、20数年ぶりです。メンバーは芳山会長・沖本副会長を始め、総勢8名。参加人数が団体人数に満たなかったため、添乗員及び事務局抜きの節約の旅になりました。20数年前の旅行は私も建築士会の駆け出しと言うことも有ったので、先輩方の中で堅苦しさが有ったのですが、世代の交代もあり、同世代の仲間という印象で、リラックスした雰囲気で過ごすことが出来ました。
初日
朝、7時30分に大分駅集合。福岡空港を経由して、新千歳空港に到着したのは13時25分でした。
空港到着ゲート出口の真っ正面。バス待合いゲートの所に何故かアインシュタインの方程式E=mc2何で?横の絵はくじら?何か北海道にちなんで、重要な意味(メッセージ)が有るんでしょうか?
北海道に着いたとたん、誰もが目にする、強烈なインパクトです。
網走交通1190。運転手は桜庭さんバスガイドは三輪さん。これから4日間、道程1000kmを越えるバスの旅です。初日はほとんどバスの中でした。千歳インターから高速で札幌・旭川を素通りして、大雪山国立公園北側の層雲峡温泉へ出発です。
網走交通ですが、札幌ナンバー??です。決して最新型のバスとは言えませんが、よく頑張ってくれました。後部座席が微妙に揺れる(^_^;)。
バスの中はご覧の通り、初日と3日目の北海道大会会場から然別温泉ホテルまでは芳山会長も含め8人でしたが、その他は7人での行動となりました。45人乗りの大型バスもちょっぴり寂しそうでしたが、そう疲れもなく、ゆっくりできたのは事実です。

↑砂川ハイウェイオアシスにてトイレ休憩。
ちょっと見た目は一昔前のパチンコ屋?(申し訳ありません)一般道、高速道の両方からアプローチできる土産物屋さんです。


旭川の手前、深川あたりの景色です。石狩川の上流で、ここも石狩平野をと言うのでしょうか?札幌から続く広い平野では景色も移り変わり、この辺では背丈の低い稲畑が広がっています。
今回は素通りする旭川ですが、この地名を聞くと高校の頃初めて「ひつじが丘」で三浦綾子の文学にふれ、「氷点」「塩狩峠」等文庫本は全て読みあさり、「細川ガラシャ夫人」「泥流地帯」等単行本の出版を楽しみにしていた時代を思い出されます。しかし、何でこの頃こんな本ばかり読んでいたんだろう(^_^;)。
本日の目的地、層雲峡は、耶馬溪に似た景色ですが、その岩山を垣間見たのはバスの中からだけです。
北海道日没は九州より1時間ほど早く、「ホテル大雪」に到着したのは夕暮れ近くの17時20分頃で、木彫りのおじいちゃん、おばあちゃんが迎えてくれました。
予定より若干遅れたため、早速に展望温泉につかり、夕食の宴に付きました。
2日目
いつもならまだしっかり眠りについている時間の6時過ぎに起床。昨夕ばたばただった展望温泉にゆっくりつかり、8時にホテルを出発しました。
日本の滝百選に選定されているという、銀河の滝と流星の滝(ロマンあふれる名前を付けますね。通称夫婦滝とも言うそうです。)の観光スポット前で、今旅行初めての集合写真を撮影しました。石狩川の上流は、この様な滝が多く、その川の水で侵食された渓谷が大雪山国立公園層雲峡を形成しています。
層雲峡から網走までの道中、「北キツネ牧場」に立ち寄りました。100匹あまりの可愛いキタキツネが放し飼いになっていて、高崎山の猿の様に愛嬌を振りまいていました。今まであまり考えたこともなかったのですが、キツネと犬と生態的にどの様に違うんでしょうか?ちょっとオオカミ系の大人しい子犬って感じですが?気が向いたら後ほど調べることにします(^o^)。
やってきましたオホーツク!日本最北端の海です。あいにくの曇りで、海の景色は、特別変わったことはないですが、気持ちが違いますね。
ここの網走海鮮市場で昼食タイムです。食事中に店員さんが「今日、ここで御食事をされたお客様にだけ特別価格で準備しましたお土産を紹介します。」と宣伝された浜ゆでタラバガニ・塩鮭、そして網走まんじゅう。それらお土産も、そのままどっさり買い込み、郵送無料の言葉に惹かれるまま大分の方に発送しました。
ここの網走監獄は、現在の網走刑務所から移築され、昭和60年に博物館として再生されたそうです。高倉健の「網走番外地」で一躍有名になったとは言え、もはや40年近く前(昭和40年代)の話ですね(^_^;)。


行刑資料館でガイドの説明を聞くメンバー。
刑務所と言うより、病棟の様な趣で、屋内通路も天井からのトップライトで明るく、和洋折衷のデザインされた空間はリズム感もあり、刑務所と言う名前から想像される、陰湿で寂しい雰囲気は有りません。冬場の吹雪の中でのたたずまい想像すると、確かに寒いものがありますが、お洒落な照明等で、手を加えれば、今でもまだまだ、宿泊施設や介護施設として利用できるんじゃないかという感じでした。

脱獄の様子を再現
オホーツク海に沿って走るJR釧網本線の北浜駅です。現在「停車場」というレストランになっているようです。今日はあいにくの曇りですが、晴れた日には知床半島が一望でき、冬には流氷がたどり着く。のどかな雰囲気の無人駅舎利用ですね(^_^)。今回は、あいにくバスからの撮影でしたが、本当はちょっと立ち寄ってみたかった所です。

喫茶「トロッコ」が入っているJR藻琴駅
斜里町ウトロ遠音別(オンネベツ)橋ふもとの川で、サーモンウォッチングに案内されました。丁度季節なんですね。写真では表現できませんが、この鱒の遡上(川登り)は壮絶な物があります。多くものカラフトマスが、自らの体を痛めながら、黙々と上流に向かって泳いでいきます。その気になれば手ですくえるほどの多さですが、その行為は違反らしく、捕獲した人は罰金刑に処せられると言うことです。

サーモンウォッチングはこんなスタイルです。
アイヌ語でエゾマツが群生する所という意味の「オシンコシンの滝」。下の売店では、トド肉の缶詰など珍しいものを置いていましたが、ちょっと(^_^;)、と言う感じでした。


滝の横の密林に野生の蝦夷ジカの親子を発見しました。
知床自然センターから「フレペの滝」まで約20分のトレッキングです。バスガイドの三輪さんは以前、ここでヒグマと遭遇したと言うことで、怖がっていましたが、本当のことでしょうか?確かに怖いけれど、会ってみたいと、ちょっぴり期待していたのは私だけでしょうか?



草原には野生の蝦夷ジカが居ます。
知床連山の地下水から流れる「フレペの滝」、ホロホロと流れるため、別名、「乙女の涙」と呼ばれるようです。「オシンコシンの滝」と同様、知床八景の一つに挙げられているようです。





「フレペの滝」絶壁の横。こんな所にも蝦夷ジカがいました。なかなか絵になります。冬に備えて、一杯一杯食事をしているのでしょう。





台風8号がゆっくりとしたスピードで、北海道を直撃しているというニュースは聞いていたのですが、何とかこの日は雨も降らずほぼ予定通り、知床観光まで済ませることが出来ました。晴れてればもっと気分も違ったのでしょうが、とりあえずは良しとしましょう(^_^;)。ウトロ一らしいこの日の宿泊先「知床第一ホテル」に到着したのは17時40分でした。健康ランドの様な展望温泉にゆっくりつかり、夕食はバイキングです。北海道ならではのカニもふんだんにあったのですが、何故かみんな手を付けません。理由は、他にもおいしそうな料理が何と80種類も準備されているからです。この日は酒はさておいて、皆、食べるのに懸命でした。「流氷シャーベット」が珍しく、おいしかったですね(^_^)。
3日目
夜になって、風雨も強くなり、バスは運行するのだろうか?と心配する程、結構激しくなりました。何故かホテルも揺れたりして(酒の影響では無いと思う。)、ゆっくり眠れず、そのまま朝を迎えました。
←朝6時半のホテルからの景色。台風も過ぎ去り?(時刻的には台風の目?)少し晴れ間も見えてきてます。朝食までの合間、再び温泉に行ったのですが、露天風呂はまだ多少強風は残っていましたが、自機抜けそうな雰囲気でした。
この日の出発予定時刻の7時30分には、昨晩の台風の影響は全く心配及ばず、運が良かったのか?悪かったのか?無事、バスも運行する事ができました。
昨日の鱒たちはどうしてるのかな?と、心配しているのは私だけだったのでしょうか(^_^;)?




ウトロを出発して約30分。知床半島の付け根の斜里町での光景です。バスガイドの三輪さんの配慮で、観光コースにない「北海道の長い直線道路の景色」に連れて行ってもらいました。北海道にはもっと長い直線道路もあるようですが、ここの直線道路の高原〜海から空まで伸びている様な景色は、丘からの見下ろしと、アップダウンの地形に周囲のさわやかな高原が相まって、特別見応え有り、心に残る風景になっています。
サンフランシスコからラスベガスに向かう砂漠の中での直線道路は経験したことがありますが、又これとは違う北海道ならではのこの景色は、前日の鱒の遡上同様、感動に及ぶものでした。
摩周湖に到着したのは9時30分。展望台からの見下ろしで、木々の間から湖面の波紋は見えたのですが、周囲は霧が立ちこめていました。布施明の歌で有名な「霧の摩周湖」は体験できました。


展望台から水面を見下ろす。
「ペンケトー湖」の周りはエゾマツ・トドマツと言った北海道の原生林で埋もれてました。
エゾマツとトドマツの見分け方は、枝振りの向きでわかるそうです。「天までドドけ」で上向きのトドマツ。「どうでもエゾ」の下向きのエゾマツ、バスガイドの三輪さんはこう教えてくれました。
10時40分「阿寒湖」到着。入り口には遊覧船が陣取り、おみやげ屋さんが並び、思ったより観光地化されていました。この頃になり空は随分晴れ間が覗き、少々暑くなってきました。


子どもへのお土産は昔ながらの「まりも」とミキティーご愛用?最近流行?ちょっぴりエッチな「まりもっこり」の携帯ストラップ。
足寄町役場庁舎(2006年10月、設計:北海道岡田新一設計事務所)
12時丁度、今回唯一の観光目的以外の建物探訪です。土曜日の休みの中、アポなしにかかわらず、さすが沖本副会長の交渉術で、居残りの職員の方に、ご親切な案内をして頂きました(^_^)。
主要構造は、木造大断面の燃えしろ設計による地元産カラマツを使用した集成材ラーメン構造とし、防火区画のため中央玄関ホールと吹抜部分をRC構造とした、混構造、地上2階・地下1階建ての庁舎です。
集成材仕口収まりの接続金物は、サミットHR工法(異形鉄筋をエポキシ樹脂充填で硬化させた認定工法、大分県では馴染みのホームコネクターと似た様な工法)により、施工しています。
←中央玄関ホール吹抜部分は円形に配したハイサイド窓で明るい空間を造っています。
→この吹抜部分のダクトは、地熱を利用したパッシブ空調ならず換気システムらしいです。効果は如何に?
あくまで換気システムですので冷暖房とは関係有りませんが、冬場は別途、自家製の燃料を使用したボイラーが稼働するため、平均気温-17度(九州では考えられない。)を補ってくれるらしいけど、夏場は広いガラス窓からの直射日光も含め、結構暑いらしいです。どこの庁舎も同じ宿命ですかね。ただ、沖縄の名護市庁舎は30年も前から夏場の冷房が必要ない、風の流れを考慮した構造になっていると言うことで有名ですよね。



北海道足寄町と言えば、松山千春と鈴木宗男の故郷です。看板がちょっと、「ふぬけ」になりかかっています。頑張って!足寄町!『果てしない大空と 広い大地のその中で いつの日か 幸せを 自分の腕でつかむよう・・・♪』千春の歌詞が頭の中をよぎりました。庁舎は上記の通り、立派なものが建っています。庁舎ホールにかかっていた「大地の夢」という言葉が、足寄町民の今まで、そしてこれからの気持ちを語っている様な気がしました。

昼食はここの「あしょろ庵」で摂り、松山千春から中島みゆきにバトンタッチ。13時10分、十勝平野の帯広に向いました。
14時10分、本旅行のメーンイベント、「第50回建築士会全国大会北海道大会」会場の目的地、帯広に到着。この頃には天気も最高潮。9月の北海道もこんなに暑いのかと思う様な天候でした。まずはJR帯広駅前の「とかちプラザ」に向かい、受付を済ませ、各支部会のパネル展示を見学しました。

2階パネル展示ブースから吹抜1階受付エリアを見る。
←いよいよ大分県のブースです。
率直な感想を言うと、他のブースと異なり、大分県という表示及び大分県建築士会ではなく、NPO法人と言う内容での出展で、解りづらかったのは私だけでしょうか?内容はともかく、次回はもう少し大分県建築士会としての活動を、アピールする様な展示方法を検討して頂ければと思いました。(私は何もしていないのに、ゴメンナサイね。)
芳山会長は、今回、大分県からの参加が総勢、25名居たと言うことで、他の九州ブロックと比べて、面目が立ったと、胸を張って喜んでおられました。良かった良かった(^_^)。
徳島ブロック前では、「次回の開催は徳島です。宜しくお願いしま〜す。」と、賑わっていました。

15時45分から、「帯広市民文化ホール」で、記念式典が始まりました。オープニングアトラクションは、アイヌ芸能の踊りから始まり、表彰式・・・。大分県からも2名の表彰がありました。


帯広カムイトウウポポ保存会による舞
最終日
最終日の宿泊は然別湖畔温泉の「ホテル風水」。前日、再び芳山会長も加わり、今回旅行で一番ナイスな角部屋(3人で20畳分くらい有ったかな?帯広市内は満室でホテルが取れなかったらしい事が幸いした様です。)を授かり、隣室の芳山会長、沖本副会長も加わり、深夜まで「夜なべ談議」をしたにもかかわらず、朝5時の起床でした。ホテル横の公園で、5時20分頃、大雪山国立公園の南端の然別湖に昇る朝日を堪能し、そのまま、同室の濱野さん、嵯峨さんの3人で、湖畔の散歩に出かけました。
北海道の道路標識。
←道道(北海道だから道道)の「鹿追糠平線」から、「この先100m通行止め」に早変わり。○○さんが、取っ手を引っ張って開いたのはよいけれど、元に戻らなくなったのは、ここだけの話。

→道路の境界を示す標識でしょう。積雪の時どこまでが道路か解らなくなりますよね。

北海道では当たり前の標識なんでしょうが、九州ではとても珍しい標識でした。
それと、竹藪が無いんですね。九州ではどこでも見かけられる光景ですが。
朝6時、然別湖の水面が鏡の様に反転し、写し出される山とぽっかり浮いた雲が幻想的な風景をかもし出してくれました。風もないから波もないんですね。1時間程の散歩でしたが、早起きして良かったと、3人で相づちを打ちました。



北海道の道端には至る所に蕗が群生しています。それもでかい。あと、熊笹ですね。




1月から3月の然別湖は、「然別コタン」と言う、氷の街が出来るそうです。湖の中に氷の露天風呂も有るらしく、さてさて、どんな感じなのでしょうか?
九州では考えられない北海道の冬、「白の世界」。とてもロマンチックだけど、それも氷というはかない世界。
井上陽水の『今年の寒さは記録的なもの こごえてしまうよ 毎日 吹雪 吹雪 氷の世界・・・♪』の歌詞が頭をかすめます。天気のときは良いけれど。ここは-20度の冷凍庫の中、しこたま寒いでしょうね。
本旅行3度目の朝風呂(温泉)にもゆっくりとつかり、ゆとりを持って8時にホテルを出発。最終日は初日同様、ほとんどバス移動です。
←扇が原展望台から十勝平野を望む。

レポートの中で度々出場するバスガイドの三輪さんは一番右側です。バス移動の長い時間、ほぼ絶え間無く、北海道のお話しをしてくれた超ベテランガイドさんです。
十勝平野を抜け、日勝峠(日高・十勝の間に挟まれた峠)に到着したのは9時20分頃でした。ここのみやげ物屋さんのかけ声に圧倒されながら、トイレ休憩。日高山脈に入り、景色も変わってきました。


北海道の景色は久住高原の景色とよく似ていると聞いていました。↑ここは湯布院、朝霧台から由布岳を見た景色です。久住まで行けば起伏もなだらかで、大まかに言えば、確かに似てるかも知れませんね?同じ日本ですもの(^_^)。

10時、日高ウエスタンファームの「白樺林」です。『白樺 青空 南風・・・♪』と、所は違いますが、千昌夫の歌が聞こえてきそうです。北国では当たり前のこの景色も九州人から見れば涼しげな北欧風の風景に感じます。九州地方では「木楢林」といった所でしょうか?

ウエスタンファームでは、馬ならず、熊が迎えてくれました。以前は馬牧場があったらしいですが、今は馬油(ばゆ)専門のみやげ屋さんになっています。
2006年、財政破綻で一躍有名になった夕張市ですが、通りすがりの街中は、日曜日の昼間、思ったより活気づいていました。


10時過ぎ、途中休憩の、「メロンの里」で、黒いスイカを発見しました。「でんすけスイカ」と呼ぶそうで、旭川の北、当麻町の特産品で、ブランド化しているそうです。さすが良い値段ですね。ちなみに今年の「夕張メロン」は販売終了で、替わりに「富良野メロン」が並んでました。
そのまま見上げたら、札幌の時計台に瓜二つ。「千歳道産市場」時計台です。
ここで今回、北海道の旅最後の昼食を摂りました。時刻は12時半をさしています。これまでお土産も一杯、予定時間より30分繰り上げて、早々、新千歳空港に向かいました。

空港到着後、北海道限定のカルビー「じゃがポックル」の午後の販売を待っていたのですが、とうとう、お目にかかれませんでした(^_^;)。
福岡空港到着が16時35分。男子ばかりで途中、トイレ休憩もなく、大分に到着したのも予定時刻より30分程早い18時半過ぎ。やはり旅の疲れか、到着後皆、蜘蛛の子を散らす程の人数ではありませんでしたが、足早に帰途に付きました。皆様、大変お疲れ様でした。以上で北海道レポートを終わります。
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